山村塾(こめづくり もりづくり ひとづくり)

笠原棚田米新聞2020年8月号

熊本県など全国各地で大雨による災害が発生しました。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
笠原地区では、護岸や道路の崩落、農地や水路の被害など小規模な被害が発生しましたが、
大きな被害ではないことを報告させていただきます。
ご心配お見舞いの連絡、ありがとうございました。

長い梅雨の影響で作物によっては病虫害が発生しているようです。
稲にもチラホラと病虫害の気配があり心配ですが、
夏の日差しで元気に育ってくれることを期待しています。
皆さんも暑さに気をつけてお過ごしください。

今月のお米

お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
8月5日に、8月分の棚田米を発送しました。

今月はサポーターのみなさんに、
笠原棚田米プロジェクト無農薬栽培実験田「ヒノヒカリ(農薬化学肥料不使用)」@屋敷地区
をお送りしています。

サポーターの皆さん、こんにちは、
台湾出身の黄柏瑋(ファン・ポウェイ)です。
山村塾スタッフ3年目、棚田での米づくりを担当して3年目です。
今年は、近所の農家さんが米づくりをやめられたり、
他の作物に切り替えたりなどした棚田を見かけ、少し寂しいきもちです。

田んぼの管理は手間がかかります。
稲の伸び具合と合わせ、水の深さを調整し、
草の生長を抑えるのが雑草管理のポイントです。
今年は梅雨が長くて、稲の生長が遅い気がします。
そのうえ、大雨が続いて水加減が難しくなりました。
雑草が稲にだんだん追いついてきたので、
草取り棒とアイガモン(除草用草刈機)で雑草と戦っています。

田まわりや草刈りの際に、色々な生き物を見かけました。
草刈りから逃げた虫をトンボが食べに来たり、サギが貝やドジョウを探しに来たりします。
そして、僕はゲンゴロウとアカハライモリが泳ぐ姿を楽しんでいます。
田んぼは人が作った環境ですが、
色々な生き物が住み着き、一つの生態系とも言われています。
年々手入れで維持するのが大変ですか、
生き物のシェルターとしてのやりがいもあります。

笠原棚田米新聞2020年8月号

「笠原棚田米サポーター」募集中です!

笠原の美しい棚田の風景を守り次世代に引き継ぐために
お米を食べて棚田での米作りを応援してくださる
棚田米サポーターさんを随時募集しています。
詳細はこちらをご覧ください。↓↓

笠原棚田米プロジェクトのページ

【現在のサポーター数】7月88名→88名/120.75俵(個人:86、企業/団体:2)
【守られている棚田面積】20,125㎡(120.75俵⇒201.3a 収量6俵/10aとして)