災害支援の取り組み
朝倉市黒川地区は平成29年7月九州北部豪雨により、家屋や道路、農林地等に甚大な被害が発生しました。住民の多くが仮設住宅で暮らしており、農業や生活を含めた農村の復興にはまだまだ時間がかかります。
山村塾は、この地域の復興に取り組む黒川復興プロジェクトと連携し、募金活動や補助事業の事務局業務、安全講習会のお手伝いといった後方支援に取り組みました。
黒川復興プロジェクト
朝倉市黒川地区の被災した農地や家屋の土砂出し作業、農業支援、農道や農地の草刈り、被災農地での景観作物栽培などに取り組んでいます。
【2018年度実績】
・農地復旧作業など:延べ34日間、計553名が参加
・復興座談会等:延べ11回、計229名が参加
平成24年7月14日の九州北部豪雨災害により、山村塾が活動する八女市黒木町笠原地区は、道路や家屋、河川や山林、農地等に甚大な被害が発生しました。
山村塾では笠原地区が農山村として復興することを願い、災害直後に「笠原復興プロジェクト」を立ち上げ、避難所の運営サポート、災害ボランティアの運営、農地復旧支援、募金活動(笠原復興基金)に取り組みました。おかげさまで2012年7月から2年間で150日間の災害ボランティア活動を実施し、延べ3500名のボランティアに参加いただきました。また、笠原復興基金にも900万円を超える募金が集まり、活動を支えていただきました。
現在は、笠原復興プロジェクトをきっかけにスタートした「笠原棚田米プロジェクト」を通じて、美しい棚田の風景を次世代に伝えていくことを目指し、農家メンバーや棚田米サポーターさんと取り組みを継続しています。
笠原での直接的な復興支援は終えましたが、その取り組みを棚田保全や地域活動につなげています。多くのご支援に感謝申し上げます。