山村塾(こめづくり もりづくり ひとづくり)

笠原棚田米新聞2020年4月号

新しい年度になりました。
世界中に広がったウイルスの影響は日に日に積み重なり、
皆さんの暮らしや仕事も大変なことと思います。
笠原の風景は、道沿いにピンクの桜が満開で、
山にはヤマザクラの淡い色、田んぼはレンゲの花が咲き始めました。
田んぼの雑草もぐんぐん伸び、冬の間に眠っていた木々は
見るたびに新芽が大きく育ってきています。
草花がとてもきれいです。

笠原の農家さんは、これから茶摘みで大忙しの季節を迎え、
それと並行して田んぼを耕し、米づくりの準備が進みます。
お米を食べることと棚田の風景を守ること、
皆さんと農家さんの暮らしがつながることを願いながら、
できることに取り組みたいと思います。

今月のお米

お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
4月1日に、4月分の棚田米を発送しました。

今月はサポーターのみなさんに、
宮園福夫さん・佐津美さんの「ヒノヒカリ(特栽米)」をお送りしています。

九州北部豪雨から7年が過ぎました。
復旧も進んでいたのですが、昨年の8月の豪雨でまた、
一枚の田んぼが被害を受けました。
石垣が壊れ、水の取水口も壊れ、今年はその田んぼで米づくりは難しいようです。

最近は、新型コロナウイルスの感染拡大で色々な制限があり、
今まで当たり前だと思っていた日常が送れなくなってきています。
それでも、私たちは生きていかねばなりませんので、
いつもと変わらない仕事を日々こなしております。
多くの感染者が出ている現実を見ると、
この状況はいつになったら終息するのか?不安ばかりが募ります。
せめて、国内の農産物生産の重要性が見直される事につながることを期待します。
コロナウイルス感染拡大を防ぐためにも自分が感染しないように
また、感染させないよう健康管理には気をつけましょう。

暗い話ばかりですが、笠原では桜が満開です。
4月末からはお茶摘みや米の種まきも始まります。
今年も美味しい作物がお届けできるよう頑張ります。
(宮園佐津美)

笠原棚田米新聞2020年4月号

「笠原棚田米サポーター」募集中です!

笠原の美しい棚田の風景を守り次世代に引き継ぐために
お米を食べて棚田での米作りを応援してくださる
棚田米サポーターさんを随時募集しています。
詳細はこちらをご覧ください。↓↓

笠原棚田米プロジェクトのページ

【現在のサポーター数】3月87名→87名/120俵(個人:85、企業/団体:2)
【守られている棚田面積】20,000㎡(120俵⇒200a 収量6俵/10aとして)