1/13(月・祝)矢部川シンポジウム2024「廻水路から考える持続可能な地域の暮らし」のお知らせ
- イベント案内
- 2024.12.12
構成団体のひとつとして山村塾も関わる、
「矢部川をつなぐ会」のシンポジウムが開催されます。
ぜひご参加ください。
2024年1月13日(月・祝)│八女市黒木町
矢部川を上流に向かって進むと、
その川沿いに総延長24kmに及ぶ7つの農業用水路が左岸、右岸交互に現れます。
これが、江戸時代初期から末期にかけて、
農業利水を巡り柳川・久留米の両藩が存亡を賭けて築造した「廻水路」です。
互いの領土の水田を潤すため、
限られた水資源を最大限に活かしてきた廻水路は世界に誇る歴史的土木遺構であり、
今もなお矢部川流域の農業や暮らしを支えるものとなっています。
そしていま、廻水路には歴史的な価値だけでなく、
防災や生物多様性の観点などからも非常に重要なものであることが注目されつつあります。
当日は、廻水路が育んできた地域の暮らしや生き物のお話しを通じて、
皆さんと一緒に持続可能な地域の暮らしを考えたいと思います。
ご参加お待ちしております!
日時
2025年1月13日(月・祝) 13:30~17:00
※現地見学会(10:30~12:00)を予定しています(要申込)。
※後日、YouTubeにて録画配信を予定しています。
視聴希望の方は申込フォームまたはメールにてお申込みください。
場所
八女市黒木開発センター 大集会室
(八女市黒木町桑原2142)
対象・定員
矢部川の環境に関心のある方 80名
プログラム
13:30 開会
13:40 基調講演1「御境川(矢部川)の廻水路~分ちあいの風土が織りなす綾模様~」
馬場 紘一 氏
14:25 基調講演2「水田・水路でつなぐ生物多様性」
久保 優 氏(WWFジャパン自然保護室淡水グループ)
15:10 休憩
15:25 パネルディスカッション
1.事例発表
「廻水路」が支える地域の生物多様性~希少魚の重要な生息環境に!~
山﨑 庸平 氏(九州大学流域システム工学研究室)
2.全体討議
馬場 紘一 氏、久保 優 氏、山﨑 庸平 氏
コメンテーター 中島 淳 氏(福岡県保健環境研究所)
コーディネーター 林 博徳 氏(九州大学准教授)
17:00 終了
※会場にて流域治水や防災に関するパネル展示を行います。
講師プロフィール
馬場 紘一 氏
技術士(建設部門)。郷土八女の歴史文化の地などをカメラを携え探訪し、八女の眼鏡橋・樹木・滝・湧水・廻水路などの写真を撮影してきた。また、郷土の歴史文化を題材とした小中学校の課外授業、環境保全啓蒙にも取組んできた。著書に「石匠の技 福岡県南地方の石橋」など。
久保 優 氏(WWFジャパン自然保護室淡水グループ)
修士(農学)
大学院修士課程修了後、国際協力機構(JICA)にて開発途上国向けの農業農村開発、水産資源管理、森林環境保全等のプロジェクト形成・監理に従事。2021年9月にWWFジャパンに入局。国内の水田生態系保全、海外の繊維関連プロジェクト担当。
申込方法
申込フォーム(https://forms.gle/dkYE653jicaZQUcy5)へのご入力、
または以下をお知らせください。
(1)氏名
(2)連絡先(電話・メール)
(3)所属(あれば)
※現地見学会申込み希望者は、以下を併せてお知らせください
(4)現地見学会への申し込み有無
(5)昼食注文(800円)の有無
お問い合わせ先
〒834-1222 福岡県八女市黒木町笠原9836-1
TEL・FAX 0943-42-4300 Eメール:komori[at]sansonjuku.com
矢部川をつなぐ会 http://www.yabegawa.net/
※現地見学会
シンポジウム当日の午前中に、廻水路の見学会を開催します。
【日 時】 1 月 13 日(月・祝)10:00 ~ 12:00
【集 合 】9:45 八女市黒木開発センター(黒木公民館)
【内 容 】唐ノ瀬堰、黒木堰等をマイクロバスで回り、見学します。
※希望者は昼食(だご汁等 800 円)の申し込みができます。
【定員・締切 】先着 20 名、または 1/7(火)に締め切ります
主催・後援
主催:矢部川をつなぐ会 http://www.yabegawa.net/
…矢部川の自然景観を守り、文化を守る活動をしている流域の団体が、矢部川の水の恵みに感謝し、次世代に継承するために、平成17(2005)年11月に発足したネットワークです。
※本事業は国土交通省筑後川河川事務所「令和6年度矢部川防災意識等啓発委託事業」として実施します。