山村塾(こめづくり もりづくり ひとづくり)

笠原棚田米新聞2025年5月号

若葉の美しい季節です。
お茶どころ笠原では新茶の収穫が始まりました。
今年の春は寒い日が多かったので、
収穫は例年より1週間ほど遅れているようです。

田んぼでも耕うんや苗づくりなど、
田植えに向けての準備が進んでいます。

今月のお米

お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
5月7日に、5月分の棚田米を発送しました。

今月はサポーターのみなさんに、

宮園福夫さん・佐津美さんの「ヒノヒカリ」:鹿子尾地区

をお送りしています。

昨年はイノシシの被害を受けて、1枚分の田んぼの収穫ができませんでした。
イノシシの匂いが付いてしまうので、刈り取りができず残念でした。
また、水が入りにくい田んぼでは、常に水不足が課題で、
雑草が増えやすく、草取りが大変でした。
一方で、集落で共同購入した新しいコンバインが活躍し、
収穫作業が速く、楽になったので助かりました。

去年からのお米の高騰には、
「こんなに上がるのか」と驚いています。
我が家でも親戚などからの米の需要が増えたことに加え、
イノシシ被害による減収も重なり、
うちで食べるお米が足りなくなるかも…という心配が出てきました。
米を作っていて、こんな心配をすることになるとは思いませんでした。

今年は田んぼを一枚増やし、一部では無農薬栽培にも挑戦する予定です。
雑草などの不安もありますが、まずはやってみようと思っています。
イノシシにも入られないようしっかり対策をしていきたいです。

年々気候の変化が大きく、自然が相手なので思うようにいきませんが、
その都度対応しながら、うまく農業をしていかなくてはと思っています。
これからお茶の収穫と田植えで、一年で一番忙しい時期です。
今年もがんばりますので、よろしくお願いします。
(宮園佐津美)


笠原棚田米新聞2025年5月号

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令和6年度産米は好評につき売り切れました。

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「笠原棚田米サポーター」とは

笠原棚田米プロジェクトでは、
「食べて守るぞ!」宣言を行っていただくサポーターさんを募集し、
「食べる人」と「つくる人」が一緒になって、棚田の風景を守っていくことを目指します。


※令和7年3月現在、
 令和6年度産のお米について、好評につき現在のお申込み分で上限に達しましたため、
 「笠原棚田米サポーター」の新規お申込み受付を終了しました。

 令和7年度産米の受付については準備中です。決まり次第お知らせいたします。
 ご了承のほどよろしくお願いいたします。

笠原棚田米プロジェクトのページ

【現在のサポーター数】 4月114名→114名/146.75俵(個人:111、企業/団体:3)
【守られている棚田面積】24,458平方メートル(146.75俵⇒244.58a 収量6俵/10aとして)