笠原棚田米新聞2024年9月号
- 笠原棚田米プロジェクト
- 2024.09.04
今月のお米
お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
9月4日に、9月分の棚田米を発送しました。
今月はサポーターのみなさんに、
笠原棚田米プロジェクト無農薬栽培実験田「ヒノヒカリ(農薬化学肥料不使用)」:屋敷地区
をお送りしています。
お米が足りないというニュースが流れています。
あらためて食べ物の生産や流通が安心で安全に行われることがいかに大切かを考えさせられます。
笠原棚田米プロジェクトは、2012年九州北部豪雨災害をきっかけにスタートしました。
サポーターさんに1年分のお米を予約してもらうことで、
農家が安心して米づくりに取り組むことができます。
当初は、「5年間買うぞ!」の口約束をしていただくことが入会条件でした。
災害後、棚田を復興し、その風景を次世代に引き継いでいくことに、
口約束による応援が大きな励みとなりました。
棚田米プロジェクトでは、お米を買う人のことをお客様ではなく
サポーターさんと呼んでいます。
棚田の風景を守っていくには、お米をつくる人・お米を食べる人、双方の連携が大切で、
一緒に歩んでいきたいという理由があるからです。
さて、今月は無農薬栽培実験田のお米です。
プロジェクトがスタートしたときから農薬や化学肥料を使用せずに栽培してきました。
棚田米プロジェクトに参加する農家さんに、
5年間で特別栽培米(減農薬や無農薬)に切り替えてもらう「ノルマ」を課しましたので、
事務局自身も身をもってチャレンジしてみよう!という経緯です。
収穫量は少ないですが、いろいろな生き物が育まれる田んぼになってきました。
(トノサマガエル、ツチガエル、ヒキガエル、アカハライモリ、
ドジョウ、コガタノゲンゴロウなど水生昆虫、
イトミミズやホウネンエビなどの小さな生き物、
上にはウスバキトンボ、イトトンボやオニヤンマの類…)
国内外から参加する合宿ボランティアの皆さんや
日帰りや週末で応援に来てくれているボランティアさん、
そして農家の皆さんのサポートのお陰で、
生き物とボランティアでにぎわう棚田の風景がつくられてきたように思います。
(もちろんサポーターさんも!)
棚田をとりまく皆さんに感謝!!
(無農薬栽培実験田担当:小森耕太)
お米はオンラインショップから購入いただけます!
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棚田米サポーターさんを随時募集しています。
詳細はこちらをご覧ください。↓↓
【現在のサポーター数】8月86名→92名/131.0俵(個人:88、企業/団体:4)
【守られている棚田面積】21,833平方m(131.0俵⇒218.33a 収量6俵/10aとして)