笠原棚田米新聞2021年5月号
- 笠原棚田米プロジェクト
- 2021.05.06
茶どころ笠原では、例年よりも1週間ほど早くお茶摘みが始まり、
ただいま最盛期を迎えています。
田んぼの準備も並行して始まり、笠原が一番にぎやかになる季節です。
このコロナ禍でお茶の売上も落ち込んでいますが、
一方で、家で過ごす時間が増えたので、
ゆっくりと急須でお茶を淹れて楽しむ方も増えているのだそうです。
なかなか落ち着かない状況が続きますが、
季節の恵みを楽しみながら、元気に過ごしていきたいですね。
今月のお米
お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
5月5日に、5月分の棚田米を発送しました。
大橋幸太郎さんの「ヒノヒカリ(農薬化学肥料不使用)」をお送りしています。
4月は田んぼや苗づくりの準備が始まります。
田んぼではまず草を刈って、草をすきこみながら耕します。
去年から土を浅く耕す方法を試しています。
柔らかすぎない土壌のほうが、稲がしっかり根付き、
また雑草の発芽も抑えられるんじゃないかなということで、
今年は5cmの深さで耕してみているところです。
苗代づくりも、もっと管理が楽にできる方法がないかな…と毎年試行錯誤しています。
通常は水を入れた田んぼで苗代を作るのですが、苗箱を並べるのが大変なので
乾いた土の上に苗箱を置き、あとから水を入れる方法を試しています。
去年は地面に高低差があって水位の調節が難しかったので、
今年は畝をローラーで固く平らにならしてみました。
3年くらい失敗しているので、今年こそはと思っています。
種もみも、蒔く前に水にしばらく漬けるのですが、
川の中に漬けてみるのはどうかなと考えています。
こうして農作業の中でいろいろ試すのは面白いし、土木や大工仕事も好きですね。
この冬は棚田の石垣修復もしました。石垣積みも大好きな仕事です。
去年の米は例年通りのよい出来でした。
自分で作った米が一番うまいぞと思っています
今年も米作りをがんばりますので、よろしくお願いします。
(大橋幸太郎)
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【現在のサポーター数】4月82名→83名/102.5俵(個人:81、企業/団体:2)
【守られている棚田面積】17,083㎡(102.5俵⇒170.8a 収量6俵/10aとして)