山村塾(こめづくり もりづくり ひとづくり)

笠原棚田米新聞2023年5月号

お茶の収穫が始まり、お茶どころ八女が賑わう季節となりました。

今年2023年は、茶の製法が笠原に伝わって”八女茶発祥600年”とされる記念すべき年で、
県内では八女茶にちなんだイベントがいろいろと計画されています。

600年の間、この地で先人たちが農業を営み、
棚田や茶畑が広がる風景が継承されてきたことに想いを馳せながら、
新茶を楽しみたいと思います。

今月のお米

お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
5月3日に、5月分の棚田米を発送しました。

今月はサポーターのみなさんに、
小川誠二郎さんの「つくしろまん」:鰐八地区(土取)
をお送りしています。

去年の米づくりでは、

春の雨が少なく、田んぼの水を貯めるのに苦労し、
植え付けが遅くなりました。
台風の被害はそれほどなく良かったのですが、
イノシシが入り、収穫できなかった田んぼが1反ほどありました。
電気柵や金網で囲って対策しているけど、
広範囲なので目が届かない隙をついて入ってしまい、毎年知恵比べです。
イノシシの被害が一番怖いです。

田んぼは1町ちょっとあり、
今年から隣の田んぼも任され、2反ほど増えます。
気づけばこの「土取(つちとり)」地区一帯の棚田の
ほとんどを作るようになりました。

同じ面積でも、平地の田んぼとは手間が違います。
棚田の石垣は田植え前と稲刈り後に草取りして、
冬に崩れそうな場所を補修しています。
父がやっていたのを見様見真似でですが…。
お茶畑も広く、基本一人で作業しているので、
限界を超えているなと感じることもありますが、
この棚田を荒らさないように、という想いでやってます。

今年の植え付けからは、「つくしろまん」に変わり、
新しい品種「恵つくし」を作ります。
楽しみと不安とありますが、
おいしいお米ができるように一生懸命やっています。
皆さんに食べていただけることが励みです。
いつもありがとうございます。(小川誠二郎)

※1反=10a(アール)=1,000平米 ※1町=10反=100a=10,000平米

笠原棚田米新聞2023年5月号

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笠原棚田米プロジェクトのページ

【現在のサポーター数】4月77名→80名/105.75俵(個人:77、企業/団体:3)
【守られている棚田面積】17,625㎡(105.75俵⇒176.25a
収量6俵/10aとして)