笠原棚田米新聞2023年2月号
- 笠原棚田米プロジェクト
- 2023.02.01
先日からの大寒波では、全国的に厳しい寒さとなりました。
笠原でも終日氷点下となり、しっかり雪が積もりました。
寒さは身に応えますが、一面銀世界の棚田の景色はとても綺麗でした。
まだまだ寒い日が続きますが、暦の上ではもうすぐ春です。
春の兆しも少しずつ感じられるようになりました。
みなさんどうぞ体調に気を付けて、お元気にお過ごしください。
今月のお米
お米を通じて笠原の棚田とみなさんをつなぐ
「笠原棚田米プロジェクト」、
2月1日に、2月分の棚田米を発送しました。
今月はサポーターのみなさんに、
宮園福夫さん・佐津美さんの「ヒノヒカリ」:鹿子尾地区
をお送りしています。
去年の米づくりは、台風の影響は幸い少なく、例年通りの出来でした。
でも、水に悩まされた一年でした。
大雨で田んぼの溝に土砂が流れ込んだ影響で、
田んぼの水抜きがうまくいかず、稲刈りに苦労しました。
田んぼが乾かず、コンバインが入らない場所があり、
けっこうな範囲を手で刈り取りました。
また、ここ数年の豪雨で水路が壊れて米づくりができてなかった田んぼでは、
パイプを使ってどうにか水を貯め、3年ぶりになんとか米づくりができました。
一部の田んぼではイノシシが入り、イノシシ対策が必要な場所が増えてきた印象です。
罠にもかかりづらくなっとるし、年々賢くなってきとるのかもしれません。
米の需要が落ち込み続けるなか、
サポーターさんにお米を買い支えていただき、
私達にとっては棚田で米づくりを続ける大きな励みになっています。
顔の見える関係もありがたいです。
だからこそ、この10年で減農薬栽培に移行するなどのチャレンジもできたのだと思います。
いつもありがとうございます。
これからも笠原のお米をたくさん食べてください。
どうぞよろしくお願いします。(宮園福夫・佐津美)
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【現在のサポーター数】1月75名→75名/102俵(個人:72、企業/団体:4)
【守られている棚田面積】17,000㎡(102俵⇒170a 収量6俵/10aとして)